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悲しみ方

最近は、本当に充実した毎日を送ることが出来ています。
新しい出会いもたくさんあって、何かにチャレンジしたいという気持ちも
久しぶりに起きてきました。
ほんの数カ月前からは考えられません。
ご飯を食べることも、お皿一枚洗うのも億劫だった、
ほんのちょっと前の自分を思い出すのも、実は難しい作業です。

幼稚園のママ友で、昨年死産を経験されたママがいます。
それほど仲良しというわけではなかったので、声をかけようか迷いましたが、
「大変だったね・・・」と話しかけました。
それがきっかけで彼女も自分から色々と話してくれ、
私も子供を亡くしていることなどを話しました。

昨日も帰りが一緒になって、少しだけ話しをする時間がありました。
まだまだ傷が癒えていなくて、もがいていて、つらそうで・・・
「話せる場がない」と言っていました。

私も、12年前に息子が亡くなった時、息をするのも苦しかった。
朝目が覚めると絶望的な気分になり、スーパーで買物をしていても
親子連れに目が行く。
混雑したホームでも、妊婦さんは目に飛び込んできた。
仕事で忙しくしてると「本当だったら公園で遊んでいるのに・・・」と
電車で泣いたりもした。

そんな感覚も、今はもう生々しく思い出すことは少なくなりました。
カサブタがかぶさって、切り傷のような痛みはなくなりました。

亡くなった息子が生まれた意味などといったことは、
全然わかりません。
でも、私は初めて努力のしようのない悲しみがあるということを
知らされたのだと思います。
そして、悲しみ方が分からないことに、身を持って気付かされました。
どうやっても解決できない悲しみとどう付き合うか。
周囲はどうすればいいのか。
私たち現代人は、そういう「悲しみ」の取り扱いが苦手だと思います。

昨日は3.11。
「あの日を忘れない」と。
いいえ、人間は絶対に忘れます。
そうじゃないと生きられない。
でも、悲しい経験をしたのなら、悲しまなければいけない。
無理に前を向いたりしたら、きっと燃え尽きてしまいます。
なかったかのように、楽しく過ごしてもいけないのです。

ボランティアに行ったり、お金を出したり、
具体的なことは私にはできません。
でも、一緒に悲しむことは、当事者にとっても
一番の慰めになるのかもしれません。
それは見えないし、聞こえないし、伝わらないことかもしれないけど、
うまく説明できないけれども、一人でも多くの人が
「悲しむ」ことがとても大切なような気がしています。

12年前、何も言わず、黙って横に座ってくれいていたこと。
一緒になって悲しんでくれたこと。
励まさなかったこと。
助けようと思わなかったこと。
こういうことが、当時の私にとって大きな大きな支えでした。

2年という月日は、悲しみから立ち直るには短すぎる時間です。
きっと、「復興」する元気も気力も力も、本当は出せないくらい
辛い時期なのだと思います。
何もできない私は、精一杯の想像力で一緒に悲しみたいと思います。
そして祈ります。
すべての人に慰めが届きますように。
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プロフィール

yuikomachi

Author:yuikomachi
乳がんステージⅣ。
低用量抗癌剤治療を受けています。
病歴については8回シリーズのブログ(第一回はこちらをご覧ください。
6歳男児あり。

元ナース、CROの経験を生かして、在宅でメディカル翻訳しています。

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